セミリタイアに必要な条件
セミリタイアするためにはどう生活していけばいいのか?何を心がければいいのか?
私は昔からセミリタイアを目指して生きてきたわけではありません。特に意識せず、普通に生活していく中でセミリタイアできそうなところまでお金を貯めることができました。
なので、私がどんな生活をしてきたかという点を軸に、セミリタイアするために必要と思われることを書きたいと思います。
セミリタイア資金を貯められるだけの収入があること
初めから収入の話で申し訳ないんですが、セミリタイアしたいのであればある程度まとまったお金は必要になるかと思います。
親が資産家でいずれ不動産を相続するなどの恵まれた環境にある人以外は、ある程度自力でお金は貯めないとセミリタイアするのは難しいです。
私は今社会人15年目ですが、新人の頃の年収は380万円くらいだったと思います。公務員だったのでコンスタントに昇給はあり、やめた時点での年収は500万円弱くらいでした。
単純計算で毎年10万円くらいは昇給しているイメージですね。
次の仕事は個人事務所だったのと、ほぼ未経験分野の転職だったので、一気に下がり300万円くらいでした。
現在の仕事が、スタート年収が400万ほどで、今年の見込み年収が450万弱くらいです。
ここからいくら貯金できるかはそれぞれの生活費次第にはなってきますが、私の場合、現在は給与月手取り額のおよそ半分を貯金できています。
私のように、ごく平均的な給与であれば貯めるまでにある程度の期間が必要ですが、たとえばベンチャー企業の営業などで成果を出せば、年収2000万円以上もらえるようなところもザラにあるので、短期間で一気に貯めて早めにリタイアする!なんてこともできるかも知れません。
まぁ、営業職で2000万以上稼げるような人は、多分セミリタイアしたいなどとは考えないんでしょうけど(^_^;)
お金のかかる趣味がないこと
趣味といっても色々ですが、頻度が高く一度に数万円飛ぶような趣味がある方は、セミリタイアは難しいかもしれません。ギャンブルは論外ですね。ギャンブル好きな人はセミリタイアはあきらめましょう!
アウトドア系の趣味はお金がかかるものが多い気がしますが、いずれも工夫次第だと思います。
私は過去に月1ペースで国内一人旅をしていた時期がありますが、いつもHISなどで飛行機と宿がセットになった格安パックを使っていたので、そこまでお金はかかりませんでした。海外1週間くらいの旅行で30万くらい使ったり、友人と一緒に旅行したりもしましたが、本当にたまーに(1〜2年に1回とか)なので、頻度が高くなければ高額支出も全然アリだと思います。
若い頃は飲み会も好きだったので、それなりに飲みに行っていました。飲みにいくとけっこうお金かかりますよね。後輩がいる時は多めに出したりもしていましたが、特に問題なく貯金できているので、これもやはり頻度や選ぶ店の問題でしょう。
基本はインドア派なので、家でゲームをやっているだけで全然引きこもれるタイプです。今はコロナを理由にほとんど出かけなくなったため、休みの日はほぼゲームをやってますw
ゲームに限らず、お金のかからない趣味はいくらでもあると思うので、そういう趣味をダサいとかつまらないなどと思わないで楽しめる人なら、十分にセミリタイアできる素質があると思います。
家計簿をつけること
家計簿をつけてる方ってどれくらいいるんですかね。。。
私は社会人4年目、25歳の時に実家を出たのですが、それから現在まで毎日自分の収入・支出を記録しています。
これにより、自分が月にいくらくらい使っているのか、どのくらい貯金できているのかが把握できるわけです。
セミリタイアするにあたり、今後かかるであろう生活費の試算はかなり重要になってきます。
多少はアバウトでもいいかもしれませんが、使途不明金が多すぎたり、あまりにも資産が大雑把すぎると途中で資金が尽きて行き詰まる恐れがあるからです。
なにもレシートの全項目を1つずつ記録する必要はなくて、スーパーで買い物をしたら「食材等」などでまとめてしまっても構いませんし、たまに忘れてしまってもオッケーです。
私はすぐに記録できない時は、あとから記録するのを忘れないようにするためにレシートを取っておくようにしています。記録したら捨てています。
このような形で、可能な限り支出を記録して、毎月どのくらい支出しているのかを見えるようにしましょう。セミリタイアを目指すなら、絶対必要な作業です。
コスパを意識すること
コスパ(コストパフォーマンス・費用対効果)を意識するのは非常に重要です。
たとえばですが、何か必要なものがあったときに、お店で買ってもネットで買ってもどちらでも構わないのですが、同じものを買うならばより安く買える店を探す労力を惜しまないことが大事です。
極端な例を挙げると、日用品として使う洗剤を買う場合、50円高いけど家のすぐ隣の店で買うか、50円安く買えるけど徒歩10分かかる店で買うか、その二択になったときに、徒歩10分の店に行く手間を惜しまないかどうか、といった感じです。
50円くらい…と思うかもしれませんが、それが何年も積み重なればそれなりの金額になります。体調が悪いとか、急いでいるとかの理由がない限りは「できるだけ安い金額で買う」ことを意識しましょう。
一方で、日用品ではなく、ちょっと高いもの(家具とか)を買う場合、安ければ安いほど良いというわけにもいかないと思います。部屋のレイアウトに合うかとか、耐久性があるかとか、日用品にはない視点でものを選ぶ必要があるからです。
私がそういう買い物をする時は、まず大体の予算を決めて、自分が許せるクオリティの中でできるだけ安く買えるものを探すようにしています。
ネットで探すことが多いのですが、これがかなり時間と労力を要します。
面倒くさがりの人にはけっこうきついかもしれません。
私は、時間と労力をかけて、自分の気に入ったものを納得のいく値段で買えることでかなり満足感を得られるタイプなので、探す過程をけっこう楽しめたりします。
セミリタイアすればフルタイムで働いていた時よりも時間ができるので、今そこまで余裕がない人でも、コスパを意識した生活をするのもそんなに苦ではなくなるのではないかと思います。
総括
結局ほとんどお金の話になってしまいましたが、つまるところ、収入を増やすか支出を減らすかのどちらかをしてお金を貯めていくしかないってことです。
私は支出を減らすほうでお金を貯めたタイプです。収入ってそう簡単に増やせないですしね。
上の1~4を読んでみて、面倒くさい!無理だ!と思わなかったのであれば、十分セミリタイアを目指せる素質はあると思います。
私は今までケチケチ生活してきたつもりもないし、極端に節約を意識していたわけでもないですが、自然と上記のことを行ってきました。これらがキツイと感じた人は「収入を増やす」ほうに転がるしかないので、一生働くか、一攫千金目指すかしてがんばりましょう!
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