給料明細、ちゃんとチェックしてますか?
毎月お給料日近くなると配付される給料明細ですが、みなさんちゃんと中身は見ていますか?
私は管理部門の仕事で給料計算もしており、自分の給与も自分で計算していますので、絶対に間違いはない!と自信を持っていますが、自分で給与給与をしていない方は絶対にチェックした方がいいです。
なぜなら、私が今の会社に入社した時に社員の過去の給与明細をチェックしたところ、かなり間違いがあったからです。
社会保険料の間違い
社会保険料額ですが、基本給+交通費の月額で「標準報酬月額」というのが決まり、これにより徴収額も決まります。
入社時に社会保険料加入手続きをした時や、年に1回の改定時期に届け出た金額により決定通知書が発行され、正式な標準報酬月額が決まるのですが、決定通知書が来なくても基本給と交通費がわかっていれば自分で計算できます。
給与天引きのタイミングが早いと、決定通知書が届く前に処理をしなければならないケースもあるのですが、弊社はまさにコレに該当していました。
決定通知書が来る前に処理をする必要があるため、私の前任が暫定で計算をして全社員分の社会保険料を徴収していたのですが、どうやらそこで間違いがあり、決定額と徴収額がズレている社員が何人かいたんです。
しかも、決定通知書が届いた時点で、暫定計算した数字と合っているかを確認するのが普通だと思うんですが、前任はそれをしていなかったらしく、ずっとズレたままの金額で徴収していました。
雇用保険料の間違い
現在、雇用保険の本人負担分の料率は基本給の3/1000なのですが、一昔前は4/1000だった時代がありました。
その影響で給与ソフトの徴収率の設定が4/1000になっており、またまた前任がそれを直しておらず、ずっとそのまま給与計算につかっていたため、ずっと4/1000のまま徴収し続けていました。
通常、このような間違いは、会計処理を正しく行なっていれば数字が合わないので気付きます。ところが弊社の場合、会計処理も適当だったため、気づかずスルーされていたのです。。。
会社や給与担当者が適当だと、間違われている恐れがある
上記の間違いについては、私が入社してすぐに気づき、全部直しましたが、前任はそれまで誰からも指摘されることもなく、見直すこともなく、気づかなかったわけです。
私はかなり几帳面な性格ですが、前任は相当ザツな性格(見た目ですでにわかるレベルw)なので、おそらくあのまま前任が担当し続けていたらずっと間違い続けていたことでしょう。
一方で、30人ほどいる社員の誰一人指摘しなかったということは、給料明細をそもそも見ていないか、見ても金額が合っているかどうかなんてわからない、という人が大半だからでしょう。
自分が一生懸命働いて得たお金です。間違われて損をしていたら最悪です。
残業代の部分は特に計算も複雑で、間違われやすいので注意が必要です。
(弊社の場合、見込み残業代を含む給与体系になっており、原則残業代がつかないので、かろうじてそこの間違いは発生していませんでした。)
得をして損をしないためには知識をつけること
給料明細の話だけに限らずですが、なんでもかんでもわからない、知らないと言ってスルーしているようでは、知らないうちに多大な損をします。
得する情報も、自分から取りにいかなければ誰も教えてくれないと思っておいた方がいいです。
(私は役所勤めだったのでよくわかっていますが、補助金やら免除やら、みんなが得するような情報は、役所はわざわざ教えてくれないことが多いです。)
得をする情報は自分から見つけ、損をしないようにきちんとチェックをする。そのために色々と勉強して知識をつける。
セミリタイアを目指す以上、こういうことの積み重ねが必要になってくると思います。
まずは給料明細をチェックするところからはじめてみましょう!
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